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山田・宝馬35号墳
●山田・宝馬35号墳 【所在】山武郡芝山町宝馬 【長さ】27〜30m(推定) 【高さ】4m 【墳形】前方後円墳 【主体部】箱式石棺? 【副葬品】鉄鏃 |
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●利根川流域にみられる「下総型埴輪」
古墳時代には、今の手賀沼も印旛沼も海とつながった海水の入り込む香取海(かとりのうみ)と呼ばれた広い静かな内海でした。その利根川流域には4世紀ごろから古墳が多く築かれていました。特に、6世紀後半は、香取海を中心に「下総型埴輪」が盛んにつくられます。人物埴輪は、目は細く、切れ長につり上がってくり抜かれ、腕や鼻などの作りは粘土棒をそのまま張り付けたように簡略化され、手は、しゃもじ状のヘラのようで、指は表現されていません。そして一番の特徴は比率を決めてあることです。下総型円筒埴輪の場合は、底径、口径、高さを1:2:4に比率を決め、同じ大きさの円筒埴輪を量産できるようにしました。人物埴輪の特徴を簡略化してるのは、皆が同じ埴輪を手軽に、かつたくさん作れるようにするためかもしれません。
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なぜ似ているのかの真相は謎じゃが、そこがまた考古学の面白い所じゃ。ここまでで古墳と埴輪については色々と分かったかの?次は埴輪の並び方にも意味があった事を紹介するぞい。 |
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